喪中ハガキで訃報を知る人が増えている?

喪中はがき
喪中はがきが届いて、はじめて訃報を知るというケースは珍しくありません。
年賀状だけのお付き合いしかない友人・知人だったら、それもいたしかたないのかもしれませんが、近年は、

家族が故人の友人・知人の連絡先を把握していなかった
葬儀は家族葬だったため、訃報を公にしなかった

等の理由で「死」の事実を知らされず、喪中はがきで訃報を知ったというケースもちらほら耳にします。

故人と特に親しい間柄であれば、弔意の気持ちを形にしたいと思うのは自然です。
家族に対してお香典をおくるか、供物をおくるか、お花をおくるか‥‥悩まれる人も多いのではないでしょうか。

「喪中見舞い」の新文化

喪中はがきが届いたら、年賀状の送付は控え、正月明け「松の内」(1月7日、もしくは15日)を過ぎたあたりで「寒中見舞い」として季節の挨拶状を出し、お悔みの気持ちを添えるとされています。
しかし、年を明けるのを待たずに一刻もお悔みを伝えたいという人の声をうけて「喪中見舞い」という新しい文化が誕生しました。

おくるタイミングは、喪中はがきが到着してから年末までが目安です。年明けになる場合は、これまでと同じように「寒中見舞い」でお悔みを伝えます。
ただ、喪中見舞いは新しい文化で、業者主導による新文化のような側面もありますから、必ず出さなければいけないものではありません。
電話やメールで弔意を伝えても良いでしょう。

喪中見舞い品はいくら位が妥当なの?

喪中見舞いとして何かおくりたい、という時には高価なものではなく1,000円~3,000円程度の品物がおすすめです。
線香は喪中見舞いをはじめ、お悔みの品として定番ですが、遺族の家にはすでにたくさんあったり、最近は生活スタイルの変化で仏壇がなかったり、あってもたかないケースがありますので、おくって良いものか判断に迷うところです。
直接確認できる間柄でしたら聞いても良いかもしれません。お花、お花のギフト件、菓子類などが無難でしょう。