女性セブン(2020年1月1日号)特集記事「やってはいけないコンパクト格安葬儀」に理事の吉川美津子がコメントしました。

以下、引用
檀家が減って都会の寺院も経営難に陥っており、そうしたネットの「僧侶派遣サービス」にこっそり登録する僧侶も多いという。
そして、そうした業者からやってきた僧侶の中には、“資格がないニセ僧侶”が紛れ込んでいることも…。

葬儀コンサルタントの吉川美津子さんが話す。

「お盆やお彼岸のシーズンになるとネット葬儀業者は大盛況で、僧侶の数が足りなくなることもしばしば。
普通の会社員が袈裟を着て“僧侶”と偽り、たどたどしい読経をしておいて、お布施はしっかり受け取って帰る悪質な業者もあります。

また、『すべての宗派のお経が読める』と豪語する自称僧侶の素人もいます。
僧侶の資格は国家資格ではなく各宗教宗門の私的な資格であり、読経しても違法ではありません。
ただ、資格がないのに『浄土真宗の僧侶です』と名乗ると詐欺になるため、そういう人たちは『浄土真宗系の僧侶です』と濁すようです」

引用:NEWSポストセブン
https://www.news-postseven.com/archives/20181218_825256.html

和尚
週刊誌という特性上、どうしても否定的な部分がクローズアップしてしまうのは仕方のないことですが、派遣に登録している僧侶のすべてが「ニセ僧侶」というわけではありません。
マンション坊主と呼ばれる「サラリーマン僧侶」や「寺を持たない僧侶」であっても、僧侶としての自覚を持ち、仏法を伝える活動を黙々と行っている僧侶もいます。

また、派遣サービスを行っている業者の多くは、きちんと僧侶の宗旨・宗派、所属寺院、活動略歴等をきちんと調査したうえで登録を行っていますので、書かれているようないわゆる「悪徳」と称される僧侶および僧侶派遣サービス業者はごく一部であることを、誤解のないようにお伝えしておきたいと思います。

しかし、これまで出会ってきた僧侶(自称僧侶も含め)の中には、「悪徳」と揶揄されても仕方のない僧侶も残念ながらいました。
そういった一部の僧侶のために全体がマイナスイメージに捉えられてしまうのは残念でなりません。