9月4日にオーシャングループが主催する、「相続遺言実務家研究会9月定例セミナー」
に理事の吉川が「葬送儀礼を学ぶ!面談時の作法と注意点」で講座を担当しました。

相続遺言実務家研究会9月定例セミナー

株式会社オーシャンは、相続手続、遺言書作成、家族信託、生前対策など、幅広いリーガル・プラットフォーム事業などを多角的に展開する会社です。

相続遺言実務家研究会はその取り組みのひとつで、ここでは司法書士・行政書士・税理士などの国家資格者を対象に、相続・遺言の関連業務に特化した実務に関する勉強会を開催してます。

相続の専門家向けのセミナーに登壇しました

葬儀よりもその後のほうが遺族の負担は大きい

どんな人でも亡くなった後は、誰か故人の身辺整理を担うことになります。
「自分には何もない」と言い切る人であっても、自分の自身で火葬場に向かうこともできなければ、死亡届を出すこともできません。
通常は死後、健康保険の資格喪失手続き、世帯主変更届の提出、葬祭費や埋葬料の受給など役所関係の手続きが続きます。その次に必要になってくるのが相続関係の手続きです。

相続に慣れている遺族はいません。単に実務をこなすのではなく、信頼関係を築くために何ができるか、大切な方を亡くしたばかりの遺族にどのように寄りそっていくのか、という視点が大切になってきます。

訪問時、後飾り壇にお参りするべき?お線香のマナーは?

こちらの講座では、葬送儀礼マナー協会では、葬儀の直後にお客様のご自宅を訪問する際の基本的な作法をお伝えしました。
ほとんどの場合、四十九日法要前の訪問になることが多く、後飾り用の祭壇がある状態です。
「いきなりこちらから『お参りさせてください』と言って良いのでしょうか」
と、そもそもお参りして良いものかどうかいつも考えてしまう……という質問も。
(※ぜひお声がけして後飾り壇や仏壇にお参りさせていただきましょう!)

相続の場面でも、言葉遣い・配慮などを駆使したファーストコンタクトははとても大切で、その後の展開を決定づけるほどのインパクトがあるものです。

相続や死後の手続き関係を扱う士業の皆様、葬送儀礼の学びを通して、他との差別化だけでなく、なかなか学ぶ機会のない葬送儀礼に触れてみませんか?
みなさまの受験をお待ちしています。

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葬送儀礼マナー検定で、日本の葬送・供養に関する習俗や年中行事を学んでみませんか。
「お彼岸」だけでなく「お盆」「喪中・年末年始」などの習俗についても学ぶことができます。
皆様の受験をお待ちしております。